-18.05.16


Ferrariの新着商品です。
イタリアのハンドメイドモデルの老舗、TRONのFerrari 70周年記念モデルとレーシングボートの新作モデルが入荷しました。
NEW!!TRON : Ferrari 125S+159S " 70anni Ferrari 1947-2017 " *1/43限定ハンドメイドモデル
BRUMMのFerrari 125S "70th Anniversary model"に続きイタリアハンドメイドモデルのTRONからは159Sと限定記念セットモデルです。


※1947年のレースで共に優勝したFerrari 159SとFerrari 125Sのセットです。
CLB70F¥43,000-
モデルはフェラーリ創立70周年を記念した特製パッケージ入りです。

*左#78は1947年のトリノVelaentino サーキットで優勝したFerrari 159S、右#56はローマCaracallaサーキットで優勝したFerrari 125Sです。

イタリアTRONのFerrariの70周年を記念するFerrrai159SportとFerrrai125Sportの限定モデルセットです。
かつてアルファロメオのレーシングチーム"Scuderia Ferrari"の監督を解任された際にその後4年間はフェラーリの名称を車に使用出来なかったエンツォが1947年ついに自らの名を冠した最初のマシンがこの125Sでした。アルファロメオ時代から信頼する設計技師ヨアッキーノ・コロンボの設計によるエンジンは排気量1,497ccの60°V12-SOHCユニットで、気筒当たり125ccの排気量からTipo125と名付けられていました。 3基のウェバーキャブを装着して72HPを発生するこのV12エンジンは当時としては他に例の無い先進の技術力をアピールするもので、最終的には100HPまでアップしていました。 デビューレースとなった1947年5月12日のピアチェンツァでは2台の内1台はスピンによってリタイアしましたが他の1台はフランコ・コルテーゼ(*Franco Cortese)のドライブで残り3周までトップを走る実力を見せながら故障によりリタイアしました。 フェラーリをして「幸先の良い失敗」と言わしめる手応えを得て臨んだ5月25日のローマのカラカラ遺跡で開催された公道レースでは再びフランコ・コルテーゼのドライブする125Sはついにフェラーリに記念すべき初勝利をもたらしました。 もう一台のレーシングフェラーリは125Sのエンジンのボアを4mm拡げストロークを5.5mm伸ばして1,902ccとした(*気筒当たり159cc)エンジン搭載のFerrari2番目のモデル159Sportです。 こちらは1947年のトリノGPでマセラティの強力なワークスチーム相手に見事勝利した車両です。 このモデルはその記念すべきフェラーリ2台をセットにした特別仕立てパッケージ入りの限定モデルです。
 *70個限定品


Ferrari 125Sport "Roma Terme di Caracalla 1947" *winner


*Rear View

*後ろのモデルは当時のフェラーリ最大のライバル、Maserati A6-1500スポルトPininfarinaスパイダーです。 左の写真は1947年,125Sのデビュー戦ピアチェンツァでのスタートシーンです。



*Front View


*コックピッッと回りもハンドメイドパーツで再現しています。

                  *Side View

*Ferrari 125Sがフェラーリの名をもつ車として初めてレースで勝利を納めたのはローマの世界遺産のカラカラ遺跡外周道路を使った市街地レースでした。


Ferrari 159Sport "Torino GP 1947" *winner


*Rear View

*上写真後ろのモデルはこのレースでも激しく競り合ったライバル、Maserati A6GCS"サイクロプス"(Monofaro)スパイダーです。 左の写真は1947年,トリノGPに送り込まれたマセラティワークスチームのA6GCSスパイダーです。 #34をドライブしたGigi Viloresiが6位、#32 Alberto Ascariが7位でした。



*Front View



*コックピッッと回りもハンドメイドパーツで再現しています。


*Side View


*左がFerrari 159Sで1947年シーズンを締めくくるトリノGPで勝利し記念写真に納まるこの時代にフェラーリで活躍したフランス人ドライバーのレイモン・ソメール(Raymond Sommer)

このレースもトリノ市内ポー川沿いのヴァレンチノ公園周回道路を使った当時流行った市街地レースでした。

NEW!!Racer Wake:Racer Timossi "ARNO XI" Ferrari 375 V12 Engine *modeified 1961- 1/43レジンハンドメイドモデル *1/43 Resin handmade models
裕福な実業家でアマチュア・パワーボートレーサーでもあったアキーレ・カストルディ(*Achille Castoldi )が1953年に水上スピード記録を達成したARNO XI号の1961年の改造後のモデルです。

アキーレ・カストルディは1951年型F1マシン・F375エンジンの供給を受けたエンツォ・フェラーリの協力を得て、当時のフェラーリのチーフエンジニア、ステファノ・メアッツア(Stefano Meazza)の助言を元にスーパーチャージャーで過給したF375エンジンは550〜600HPを発生するまでにチューニングアップしました。 1953年10月15日、アキーレ・カストルディはこのボートで公式1kmコース往復平均で150.49mph(*約242km/h)の800Kg船クラスのレコードを達成、更に後に24海里(*24 nautical miles=44.45km)でも平均時速102.34mph(*約165km/h)のレコードを達成しました。

翌1954年、スピードボート競技から引退したカストルディは1961年、このARNO XIを資産家の技術者でボートレーサーのナンド・デロルト(*Nando Dell'Orto)に売却しました。 彼は早速エンジンカバーとフロントフェアリングの形状を変更し、リアに高速安定性を増す為の尾翼形状のウィングを設ける改造を施して更に数年間スピードボート競技を続けました。もっとも大きな成果は1965年の世界選手権900Kgクラスで2位となっています。 今回のモデルはオリジナルの1953年ARNO XIと同様に1/43スケールでスピードボートモデルを製作するフランスのRacer Wakeブランドのハンドメイドモデルです。 美しい塗装と細部に至る迄丁寧な造り込みで現存する1961年型のARNO XIを忠実に再現しています。 
※スピードボートの1/43モデルです。(*専用ケース付き)
*左写真は実船に乗るオーナーでスピードボートレーサーのNANDO DELL'ORTOです。

 
*Speed Boatに使われたのは写真のFerrari 375F1と同じ4,493ccから360HP(!)を発生する60°V型12気筒フェラーリエンジンをフロントに搭載しています。一緒に写っているF375(#2,#20)はこちらです。


*上は水上を疾走する実船です

Racer TIMOSSI - ARNO XI "Ferrari 375F1 Engine" 1961
RW11
※完売 *SOLD OUT


*Rear View

*オーナーでボートレーサーのNANDO DELL'ORTOの名前が入っています。
*船体後部スクリュー回りも精密に作り込んでいます。

左後方の黄色のAlfa Romeo6気筒エンジン搭載の#34スピードボートより12気筒エンジンを積む分800Kgクラスだけあって全長も長いボートです。



*Front View
マホガニー製の船体の雰囲気も見事に塗装で再現しています。


*Side View
(*モデル全長13.8cm)