-23.03.20


Fiat,Alfa Romeoの商用車のモデルです。
NEW!! Veicoli Commerciali d'Epoca by Eaglemoss Collection,VADIS & SALVAT
イギリスの出版社、Eaglemoss、ベルギーのVADISが企画し小冊子と共にイタリア国内限定で一部の新聞、雑誌を販売するエディコラ(*Edicola)と呼ばれるニューススタンドを通じてのみ販売されるモデルカーです。 イタリアでも直接シリーズ購読申し込み以外では入手困難な人気のレアモデル、" Veicoli Commerciali d'Epoca(=懐かしの商用車両) "と銘打ったシリーズです。
先月の
再入荷に続き新たに6種類のイタリア車の1/43ダイキャストモデルが入荷しました。

いずれもイタリアを象徴する企業や製品として今日も有名なランドの往年の広告・営業車両です。 
車種の珍しさだけで無くイタリアの香り満載の楽しいモデルカーです。お気に入りの各々の製品やパッケージ等と一緒にディスプレイすると楽しさも倍増します!

※モデルカーは写真のブリックパック簡易包装に付き現地発売元出荷時及びイタリアからの輸入の際にモデルのブリックパックに変型、ヘコミ、小傷、多少の擦り傷がありますので予めご了承下さい。
モデルカー本体に問題はありません。 また商品検品の為ブリックパックを一度開封したものもございますのでその点予めご了承下さい。
*今回の入荷はモデルカーのみとなります。冊子は付属しませんので御承知下さい。

*各モデルカーには車種名の入ったベースとクリアカバー付きの専用ケースが付属します。(※一部商品除く)
※一部商品はブリックパック無しでアクリルケースのみとなります。
(*Editore VADIS、Eaglemoss, SALVAT特注ダイキャストモデ、FIAT AUTO・オフィシャルライセンス品)


NEW!Eaglemoss :"Veicoli Commerciali d'Epoca": Alfa Romeo-Romeo2 " La Cimbali " 19551/43ダイキャストモデル

VADISのイタリアの歴史的商用車シリーズから、イタリアのエスプレッソマシンの老舗Cimbali社の広告営業車のAlfa Romeo2です。

今では日本にすっかり定着したエスプレッソコーヒーですが、元は1901年にイタリアで蒸気圧によってホルダーに詰めたコーヒー粉をカップに直接抽出する機械が開発された事が始まりでした。 元々コーヒーを煮出すトルコ式コーヒーの味に馴染んでいたイタリア市場を中心に1920年代には多くのメーカーが参入してやがてヨーロッパのカフェやレストランで普及しました。 1930年にGiuseppe Cimbaliがミラノに創業した銅製品製造会社もやがてエスプレッソマシンの開発を始め1945年には蒔や石炭を燃料にした縦型エスプレッソマシンを製造しました。 1947年には3ないし6連のコーヒー抽出ホルダーが装着出来るAlbadoro(*黄金の夜明けの意)とネーミングされた業務用マシンで一躍有名となりました。 1950年代に入って電気の普及が加速しCimbaliは更にコーヒーの成分を余す事無く抽出する為に加圧レバー付きのコーヒーマシンを次々と開発しました。今回の広告営業車に描かれているのは1955年に発表された加圧抽出レバーで人気モデルとなった"Granluce"(*偉大な光の意)のグラフィックを施された車両のモデルです。

※下の後ろに写るのは同じくイタリアのEspressoコーヒーマシンメーカーMarzoccoのRomeo2をベースとした営業車の1/43モデルです。



1954年に誕生、1967年迄生産されたアルファロメオの小型商用車Romeo2には当初ジュリエッタと同じ1,290cc/4気筒DOHCエンジンが搭載されていました。クローズトヴァンボディ以外にもオープンデッキや乗用小型バスタイプまで基本レイアウトから様々なヴァリエーションが生まれ1967年まで生産されました。 当時のLa Cimbali営業広告車仕様を忠実に再現しています。 ※専用ケース付き


Alfa Romeo Romeo2 " La Cimbali " 1955
VCE08:¥6,000- (*Blue/Yellow)


*上写真は1950年代のCimbali製マシンを使うイタリアのバールです。


*Rear View

*La Cimbaliの当時の業務用新型高級エスプレッソマシン" Gran Luce "です。


*Front View


*Side View (*モデル全長10cm)
※ボディ側面にはLa Cimbaliの商標とエスプレッソマシンGran Luceの写真が入っています。

NEW!Eaglemoss :"Veicoli Commerciali d'Epoca": Alfa Romeo-Romeo2 " SCINTILLA "1956 1/43ダイキャストモデル



同じくAlfa Romeo2 の"SCINTILLA"営業車 です。 
1917年、スイスで創業したSCINTILLA社は当初は黎明期の自動車エンジンのイグニッションを生産し、1927年の大西洋単独無着陸横断飛行を成功させた有名なチャールス・リンドバーグのスピリット・オブ・セントルイス号でも使われていました。
その後電動工具の開発・製造に進出し、産業用、家庭用、園芸用の機器でイタリアをはじめヨーロッパ市場でシェアを拡げて行きました。 2005年にはドイツBOSCHグループの100%子会社となっています。
このモデルはミラノのイタリア支社で使われた営業車です。 時計を始め精密機器産業で世界に知られるスイスの澄んだ空気を思わせる、イタリア語でCELESTEと呼ばれる淡い空色とホワイトの組み合わせが清潔なカラーリングのRomeo2です。 ※専用ケース付き


Alfa Romeo Romeo2 " SCINTILLA " 1956
VCE15:¥6,000- (*Sky Blue/White)


*Rear View


*Front View


*Side View (*モデル全長10cm)

※SCINTILLAの社名とTORNIETTI DA BANCO(卓上旋盤)、UTENSILI(工具)、ELETTRICI PORTATILI(電動ポータブル工具)の取り扱い製品がイタリア語で書かれています。

NEW!VADIS :"Veicoli Pubblicitari d'Epoca": Alfa Romeo-Romeo2 " Wyler Vetta " 19551/43ダイキャストモデル


1896年、Paul とAlfredのWyler兄弟がスイスに設立した時計メーカーのWyler社とそのイタリア輸入代理店の代表であるInnocente Bindaが1932年ミラノに設立したのがWyler Vettaです。
当時ムッソリーニが率いるファシスト政権下でWylerと言う外国人名の使用が禁止された為にBindaが用いたVettaのブランドを追加してWyler Vettaの商標となりました。
Wylerの開発したINCAFLEXと呼ばれる波形のアームを持つ頑丈なテンプを装備した非常に丈夫な腕時計でした。 1934年のイタリア大会、1938年のフランス大会のサッカーワールドカップでは選手に着用させる事で其の堅牢性のアピールにも成功する等スポーツイヴェントをPRに活用する先駆けとなっています。 イタリアの映画監督、ヴイットリオ・デ・シーカも熱心な愛好家の一人でした。
このモデルはそんなWyler Vettaの巧みな広告宣伝活動を彷佛させるRomeo2の宣伝カーです。 目立つピンクの車体にはWyler VettaやINCAFLEXの文字だけではなく両サイドに大きな腕時計のオブジェが付けられて一際目を惹くコマーシャルカーに仕立てています。 ※専用ケース付き



Alfa Romeo Romeo2 " Wyler Vetta " 1955
VPE19: (*Pink/White)
※完売*Sold out


*Rear View


*Front View

*上はWylerVetta INCAFLEXの当時の雑誌広告です。


*Side View (*モデル全長10cm)
※ボディ両サイドには大きな腕時計の立体オブジェが付いています。

*Romeo2には貨物VAN仕様の他小型バス仕様等様々なボディヴァリエーションが作られました。

NEW!Eaglemoss :"Veicoli Commerciali d'Epoca": Alfa Romeo-Romeo2 " Tre Rossi " 1960 1/43ダイキャストモデル


同じくRomeo2のヴァン仕様、イタリアの製菓メーカーTRE ROSSIの商品配送車です。
1952年にROSSI三兄弟が創業したTRE ROSSI社はジェノヴァ北西、リグーリア州とピエモンテ州の境目の街OVADAで一貫して天然酵母を使い地元の伝統的なレシピに元ずくCRUCIONと呼ばれる健康的なラスク(*スープ等にも使われるクルトン)やビスケット類の焼き菓子、イタリアのクリスマスに欠かせないパネットーネやパンドーロ(*ジェノヴァ等リグーリア地方ではこちらがクリスマスの定番)等を生産して家族経営で始った小さなパニフィチオはその品質第一な製品が今日まで支持されています。
このモデルはルーフキャリアに配達製品の段ボールケースを積んだRomeo2営業車両をモデル化しています。
当時のパッケージにも使われたいかにもお菓子メーカーらしいイエローとクリームの2トーンカラーのボディです。 ルーフには積載用キャリアと製品ケースも載っています。
※専用ケース付き


Alfa Romeo Romeo2 " Tre Rossi " 1960
VPD23: ¥6,600- (*Cream/Yellow)

*ルーフキャリアには商品段ボールケースが積まれています。


*Rear View

*上は当時の実車写真です。


*Front View


*Side View (*モデル全長10cm)
ボディ側面にはTreRossiIのロゴマークと主力商品のイラスト入りです。

NEW!SALVAT :"Vehiculos de Reparto y Servicio": Fadisa Alfa Romeo " IBERIA " 19651/43ダイキャストモデル
こちらはスペインの週間分冊大手SALVAT社が企画しスペイン国内で販売された運送・サービス車両シリーズからIBERIA航空の荷物運送車両のRomeo2です。


 
※本モデルは写真の簡易ブリックパック入りです。 クリアカバーは付属しません。上写真のベースのみとなります。(*ベース長さ:19cm)


1956年、スペイン海軍技官出身のニコラス・フランコ(=Nocolas Franco *兄は1939年から1975年迄スペイン軍事独裁政権を率いたフランシスコ・フランコ将軍)によってマドリッド北西のスペイン・AVILA市に設立されたのがアルファロメオの小型商用車をライセンス生産するFADISA(*Fabrica de Automobil Diesel S.A.)でした。 当時Alfa Romeoからスペイン政府に乗用モデルのライセンス生産が打診されていましたが、既にFIATとクライスラーの資本・技術供与でシムカやダッジの乗用車を生産するSEATとの住み分けを図ると共に経済的に当時のスペインにより必要とされる小型商用車生産をSEATより小規模な企業に担わせる事を目的としてRomeo2の各種ヴァリエーション、後にF12(*FADISAではF100)も追加されて1967年迄生産されました。 このモデルはスペインのナショナルフラッグ、イベリア航空(IBERIA=LINEA AEREAS DE ESPANA)の航空機旅客貨物運搬車です。 旅客機での旅行が欧州で拡大し始めた往時の姿を荷台に積まれたスーツケースと共に雰囲気たっぷりに再現しています。
※簡易ブリックケース入り


*上写真は1960年代のマドリッド空港に着陸しているIBERIA航空機。右端矢印のところにIBERIA航空機と同じ車体色のこの車がチラリと写っています。(*上右は当時のIBERIA航空のマークの入った宣伝です。)


FADISA Alfa Romeo2 " IBERIA "1965
VRS02:¥6,600- (*Silver/White)


*Rear View


*Front View

*1959年から生産開始されたファーストシリーズはエンジンを含む60%の部品はイタリアからの輸入でした。 アルファ自製の1,158cc4気筒、2,800rpmから30HPを発生する2サイクルエンジンが搭載され300台が生産されました。1961年にはスペインでライセンス生産されていた1,621cc/42HPのParkins製ディーゼルエンジンを採用、これによりスペインでの部品調達割り合いは68%に達しました。 1965年にはイタリア同様FADISAも第2シリーズを生産、シンクロ付きZF製ギアボックス搭載モデルも追加されました。AVILAで生産された車両の一部は南米コロンビアにも輸出されました。

この第2シリーズのモデルは最大積載重量1,450Kgのフラットデッキ荷台を持つ車両です。 全長:4,350mm 全幅:1,720mm  全高:2,000mm


*Side View (*モデル全長10cm)

*荷台には旅行鞄が積まれています。旅先で貼られたステッカーが60年代を彷佛させます。

NEW!DeAgostini:" Camion d'Epoca ": Alfa Romeo Mille " La Rinascente " 1/43ダイキャストモデル
こちらはイタリアの分冊出版大手で日本でもお馴染みのDe Agostiniが昨年12月から企画しているCamion d'Epoca(=懐かしのトラック)シリーズの一台、アルファロメオのミッレです。イタリア小売大手、ラ・リナシェンテの配送トラックです。


*本モデルは上の簡易な紙パッケージ入りです。 モデルケースは付属しません。


*後ろに写っているAlfa RomeoのAlfa500 Transporterはこちらです。(別売)

*la Rinascente

1865年、イタリア・ミラノにボッコーニ兄弟(Luigi&Ferdinando Bocconi)が始めたイタリアで初めて既製品紳士服を販売する衣料品店が母体となり1877年には衣料品以外の商材も含めた百貨店事業へと拡大しました。 同時にホテルも開業して1917年にボッコーニ兄弟は百貨店事業を売却、名称が一新されてLa Rinaschente(=イタリア語でルネッサンス)と文字通り新生百貨店となって再出発しました。

第二次世界大戦による大きな損失から1950年代、イタリア経済の戦後復興に歩調を合わせる様にリナシェンテ百貨店グループは民主主義の時代に高級品を高額所得者だけに販売するのではなく良品を適正な価格で中間層に販売するコンセプトが功を奏して見事な復活を遂げました。若き日のジョルジオ・アルマーニが1957-64年までバイヤーをしていたことでも有名です。 イタリアらしく店舗の建築・内装デザイン、オリジナルの家具開発に著名な建築家、デザイナーを起用する事でデザイン都市ミラノの発展に寄与した事は1954年にデザインアワードとして有名なコンパッソ・ドーロ(Compasso d(Oro=金のコンパス)を主宰した事にも現れています。 今日もミラノとローマのフラッグシップストアを中心にイタリアを代表する小売流通大手です。

こちらはAlfa Romeoが1958年〜64年まで生産した中型トラックMille(=イタリア語で数字の1,000)です。
100年を超えるアルファロメオの歴史の中では乗用車だけではなく小型〜大型まで様々な産業車両も生産していた半国営企業時代がありました。 第二次世界大戦の終戦後の1950年〜60年代の復興期は特に戦前モデルを改良/刷新した時代です。
Alfa Milleは先代モデルのAlfa950(*1955〜1958)を改良してデザインされた新たなキャビンを持った大型トラックとして1958年にデビューしました。 フロントとサイドウィンドウを拡大してより広く明るいキャビンは運転席.の居住性を改善しています。 Romeo2にも共通するフロントマスクのデザインの採用によってアルファロメオファミリーの車両である事をよりアピールする事も図られました。 ライトクラスターのすぐ上には、パッセンジャーコンパートメントの下部を冷却するための2つのダイナミックなエアインテークがあります。ミッレでは、作業車や輸送車のデザインで優先される機能的、実用的な側面に加え、デザインとドライバーの快適性という、当時としては新しいテーマにも取り組んでいます。外装も内装も、従来よりも洗練されたスタイリングになっています。 空気圧で制御するクラッチ、電動で制御する減速機付きの完全同期式ZFギアボックス、油圧パワーステアリングなど、車内での生活をより快適なものにするための工夫が施されています。
この車は直列6気筒11,050cc/163HPを発生するType1610ディーゼルエンジンを搭載し積載重量8t、牽引重量18tを誇りました。 モデルでも往年の雰囲気を旨く再現しています。
実車:全長7,135mm 全幅:2,500mm ホイールベース3,660mm


Alfa Romeo Mille 1960 " La Rinascente "
CMD01:¥9,000- (*Dark Blue/Yellow )


*Rear View


*Front View


*Side View (*モデル全長16cm)
*ボディサイドには視認性の高い"
la Rinascente "のロゴマークが入っています。



*モデル裏面車台もしっかり造形しています。


*運転席廻りです。