-13.04.25


イタリアの自転車界で歴史を刻んだ名車のモデルを手掛ける、ビチェリート(BCELITE)の新作です。
イタリア北部、服地生産で有名なヴィエッラ(Viella)近郊の町でスタートしたイタリアのチャンピオンバイシクルに特化したブランドBCELITEの1/9スケールの珍しいロードバイクのメタルハンドメイドモデル、Francesco Moserのレコードに続いての新作は1981年のジロディタリアの優勝したピナレッロ・ロードバイクです!

NEW!! BCELITE " Le BICI dei Campioni " : Giovanni Battaglin "Giro d'Italia 1981" Winner- 1/9 Metal Handmade Model

*1981年のジロディタリアで総合優勝したバッタリンの愛車、ピナレッロです。
左はPINARELLOの広告に使われた写真です。バッタリンはイタリアでは珍しく右前ブレーキのワイヤー取りでした。
モデルもそれを忠実に再現しています。

1951年7月22日、イタリア北部・ヴェネト州のヴェネツィアから80Km程の町、マロースティカ(*人間チェスの行事で有名です)生れのジョヴァンニ・バッタリン(*Giovanni Battaglin)は18才で自転車競技を始めましたが、3年目の1972年にジロ・ディ・イタリア・ディレッタンテ(*アマチュアのイタリア一周自転車レース)で優勝し、翌1973年プロ・ロードレーサーとしてのキャリアをスタートしました。1973年のジロ・ディターリア(Giro d'Italia)では史上最強と呼ばれたエディ・メルクス、地元イタリアの当時のエース、フェリーチェ・ジモンディについで3位となり、注目株として台頭しました。 しかし翌年のジロでは第16ステージで失速し結果総合6位と後退、その後数年間はスランプに陥ってしまいました。 しかし1979年のツール・ド・フランスで総合6位、山岳賞(*マイヨ・グランペール)も獲得し、同年のバスク一周で優勝、ティレーノ〜アドリアティコ総合3位、ジロ・ディ・ロンバルディア3位など目覚ましい活躍で復活しました。1980年のジロ・ディ・イタリアでは再び総合3位に入る等好調を維持しました。 そして1981年には世界三大プロ・ロードレースの一つ、スペインのブエルタ・ア・エスパーニャ(*Vuelta a Espana)でイタリア人としてジモンディ以来13年ぶりに優勝し、更に僅か二日後(!)から始ったジロ・ディ・イタリアにも参戦、2年前の勝者ジュゼッペ・サロンニと激しく争い終盤の第21ステージで遂にマリア・ローザを奪取、栄光のジャージを最終第22ステージのゴール、ヴェローナまで死守してデビューから8年、30才にして地元イタリア最大のレースに勝利しました。 モデルはこの時の彼が所属したINOXPRANチームのピナレッロ(*PINARELLO)のロードバイクをモデル化しています。 バッタリンと同じくヴェネト州のトレヴィーゾに本拠を構える、近年もツールドフランスでの勝利を重ねる等優れた競技車両を作り続けるピナレッロの1980年代のハンドワークで作られたクロモリ鋼管ロードレーサーをモデルでもホワイトメタル、ゴム、レザー等の素材を使い分けてMade in Italyにこだわってハンドメイドで見事に再現しています!


*専用ボックスには完成品バイクと台座、スタンドパーツ、シリアルNO.入のギャランティーシート、Giovanni Battaglinの解説しおりがセットされています。 ※クリアカバーは付いていません。写真のベースのみとなります。


Giovanni Battaglin " Giro d'Italia 1981" Winner PINARELLO
BCBAT:(*モデル全長約19cm)
※完売 *Sold out
*クロモリ鋼管フレームによる80年代ならではのスマートな車体、一切の無駄の無いクロモリ・ロードバイクの魅力を余すところ無く再現しています

*上でPINARELLOと一緒に写っているモデルはブルム製の1/43モデル、1951年のジロ・ディ・イタリア協賛企業広報車両のFIAT1100Bです。(別売品)
※写真のレプリカ・マリア・ローザは81年のジロでコースマーシャルを務めたクレモナ交通警察の
CASTELLI製のオリジナルヴィンテージ・ジャージです。 詳細はメールでお問い合わせ下さい。



*右前ブレーキワイヤーの取り回しも忠実に再現しています。


*フレームパイプ内にブレーキワイヤーを通したインナーワイヤーも再現しています




*CINELLIのXAステムにハンドルバーはCINELLI-Giro d'Italia です。




*エアロ効果を狙ってダウンチューブの上に付けられたWレバーシフター


*メッキ仕上げのフロントフォーク


*メタル製チェーンも独立したパーツによってリアルに再現しています!


*フロントチェーンリング、カンパのスーパーレコード・ペダル等見事な作り込みです。

*PINARELLOのパントグラフ入りのチェーンリングです。



*ディレーラー始め美しいカンパニョーロのコンポも丁寧に再現しています。


*リアディレーラーは勿論Campagnolo Super Recordです。

*サドルはバッタリンが愛用した独特の形状が特徴的なイタリアSan Marcoの名作、Concor Super Corsaです。

NEW!!FB MODEL : Alfa Romeo 6C2300B Ghia "Mille Miglia 1937" - *1/43 Resin Hand made Model - Made in Italy
イタリアFB MODELのレジン製ハンドメイドモデルの新作はアルファロメオ6C2300Bのミッレミリア出場車のモデルです。



1934年誕生したビットリオ・ヤーノ設計による当時のアルファの主力モデル6気筒シリーズのDOHC直列6気筒2,309ccエンジンを搭載する6C2300は1935年に4輪独立懸架となって6C2300Bとなりました。 更に1937年、スポーツカー・カテゴリーでレース参加を目的にする個人ユーザー向けに95HPを発生するコンペティションモデルの6C2300B Mille Migliaが加わりました。1937年のミッレミリアではカロッツェリア・ツーリングの仕立てた6C2300B Corsaが1500cc以上のツーリングクラスで優勝、総合でも4位に入賞した事でカタログモデルにも加えられました。 今回の車両は1915年設立のイタリアでも最も古いカロッツェリアの一つであるギア(*GHIA)が手掛けた、当時の空力デザインを取り入れたスペシャルボディの6C2300クーペです。 ツーリングのモデル同様に富裕層ドライバーやレーシングチームへ引き渡されて各種のレースでの使用を前提とする車両でした。

*左写真は発売時のアルファロメオの広報ポスターと1937年のミッレミリアのコースマップです。

この110番のナンバーを付けた車両は1937年のミッレミリアでスクーデリアフェラーリから参戦したFrancesco Severi/Ferdinando Righetti組の車両です。 17時間9分20秒で完走し総合9位、ツーリズモクラス4位となりました。 クラシック・アルファを多く手掛けるFB MODELらしい柔らかな造形でクラシックアルファの佇まいを再現しています。
(※100個限定品、専用ケース付き)

※この車両のドライバーであったモデナ出身のフェルディナンド・リゲッティ、愛称ナンドは所謂アマチュアのジェントルマン・ドライバーながら同郷のエンツオ・フェラーリやヴィットリオ・スタンゲリーニに頼りにされる存在として様々なレースで「助っ人」として活躍しました。常に単なるスピードやテクニカルな知識をひけらかす事無く、一方レースに於いては見事なプロフェッションを発揮した事で二人から友人としても厚い信頼を得ていました。 レースでは常に白いつなぎのレーシングスーツに上質なモカシンシューズ、絹のスカーフを身につけるエレガントな姿で1936年にはモデナグランプリでスタンゲリーニのチューンした古いマセラティ4CSで見事2位に入賞しています。 この6C2300で出場した1937年のミッレミリアでもクラス4位、総合9位の成績を納めています。


Alfa Romeo 6C2300B MM Ghia Mille Miglia 1937
FB76A:¥18,900-(*Rosso Alfa)
*フロントフェンダーにはScuderia Ferrariのエンブレムが付いています。


*Rear View

*ミラノ登録車両である事を示すMIの付くナンバープレートです。


*Front View

*エッチングパーツで再現された特徴的なフロントグリルです。Alfa Romeoのロゴも再現しています。


*Side View(*4th in Touring car class over1,500cc / *9th overall at 17h 09m 20s)

*この車両のドライバーであったモデナ出身のフェルディナンド・リゲッティ、愛称ナンドは所謂アマチュアのジェントルマン・ドライバーながら同郷のエンツオ・フェラーリやヴィットリオ・スタンゲリーニに頼りにされる存在として様々なレースで「助っ人」として活躍しました。常に単なるスピードやテクニカルな知識をひけらかす事無く、一方レースに於いては見事なプロフェッションを発揮した事で二人から友人としても厚い信頼を得ていました。 レースでは常に白いつなぎのレーシングスーツに上質なモカシンシューズ、絹のスカーフを身につけるエレガントな姿で1936年にはモデナグランプリでスタンゲリーニのチューンした古いマセラティ4CSで見事2位に入賞しています。 この6C2300で出場した1937年のミッレミリアでもクラス4位、総合9位の成績を納めています。