-12.08.21


FIAT, OM, ALFA ROMEO, Abarthの新着商品です。
今回はイタリアIV MODEL, ALFA MODEL43, PROGETTOK-EXEMのレジンハンドメイドモデル新作/絶版モデルとBESTのオールドストックが入荷しました。

NEW!!IV MODEL: Fiat 615N 1a serie 1952 "Macchine SINGER " : *1/43 Resin Hand made Model
イタリア北部、ヴェネチアにも近い落ち着いた大学都市、パドヴァでハンドメイドモデルを手掛けるIV MODELの新着モデルです。

*Fiat 615N 初期型の商用ヴァンボディの新作は1851年創業のミシンブランドの老舗、SINGERの営業配送車両です。
FIATが1952年に発表したのがセダンのFIAT1900用の1,901cc-OHV4気筒エンジンブロックを元に40HPを発生するディーゼルエンジンを搭載する3.5t積みモデルとして発表されたこの小型トラック615Nでした。1950〜60年代のイタリアの高度成長期を支えた働くFIAT車の代表車です。 今回はその初期型クローズドヴァン仕様を忠実に再現しています。 イタリアらしい柔らかなオリーブグリーンの車体にSINGERの旧ロゴマークが往時の雰囲気を醸し出すモデルに仕上がっています。 (※限定100個製作モデル。 専用ケース入り) 


FIAT 615N 1955 " Macchine SINGER "
IVTIPM04A : (*Olive Green)
※完売*SOLD OUT
*1/87スケールのFIAT 615Nと並べてみました。


*Rear View


*Front View


*Side View

*オリーブグリーンの車体に当時のシンガーミシンのマークが入る側面です。 イタリア語で「縫う為の機械シンガー(*MACCHINE SINGER PER CUCIRE)」とロゴマークに書かれています。

NEW Arrival!!IV MODEL: OM Leoncino 1a serie 1952 Bisarca "Scuderia SantAmbroeus" :1/43 *限定レジンハンドメイドモデル
同じくIV MODELのOM Leoncino、ミラノのレーシングチームScuderia Ambroeusの配送車仕様です。

1918年、それまでは鉄道車両製造に関わってきたミラノに本拠を構えるOM(*Societa Anonima Officine Meccaniche di Milano)は前年に倒産した同じく蒸気機関車から自動車製造に進出していたZUSTの後を継ぐ形で自動車製造に乗り出しました。順調に事業を軌道に載せて1925年にミラノに程近いブレシアの街にもOMブレシア自動車製造会社を設立(*OM Fabbrica Bresciana di Automobili)、そこでは主に乗用車を製造しました。

高性能なディーゼルエンジンが市場から高く評価されて事業の拡大を図った1933年、FIATの資本を受け入れて以後トラック・産業用車両専業メーカーとして発展しました。 戦後も程なくブレシアを本拠に製造を再開しました。 このOM レオンチーノ(*Leoncino=伊語でライオンの子供の意)は1950年にデビューした3,770ccから54HPを発生するディーゼルエンジンを搭載した小型トラックで1968年まで生産された小〜中型トラックのヒット作です。 

モデルの車両はFIATの創業者、アニエッリ一族とも親交があったエンツォ・フェラーリの親友で後にフェラーリのスポーツディレクターも務めたミラノの化粧品会社オーナーの実業家、エウジェニオ・ドラゴーニ(Eugenio Dragoni)がカロッツェリア・ザガートの2代目にして自身レーシングドライバーでもあったエリオ・ザガート(Elio Zagato)の他彼と親交の篤いミラノ人脈から鋼管フレームシャシー製造のジルベルト・コロンボ(Gilberto Colombo)等と共に1951年に設立したミラノの守護聖人、聖アンブロウズの名を頂くミラノのレーシングチーム"Scuderia SantAmbroeus"の車両運搬に使われた初期型のOMレオンチーノです。1964年にアルファロメオがレーシング部門を統括する組織・アウトデルタ(*Autodelta)を設立するまでは実質的にアルファロメオのレース活動を担いました。 チーム車両運搬に使われたそのOM Leoncinoロングホイールベースのオープンデッキタイプを細部に渡って当時の雰囲気たっぷりに再現しています。 ※100個限定品(*専用ケース付き)

※下の写真の積車のAlfa Romeo SZ 1/43モデルは別売品です。


OM Leoncino 1952 Bisarca " Scuderia SantAmbroeus "
IVTIP42 :
※完売 *Sold out


*Rear View

※IV MODELならではのトラックモデルへのこだわりはホワイトメタルとエッチングパーツを多用して実車を忠実に再現するラダーフレームシャシーの再現に見て取れます。



*Scuderia SantAmbroeusのAlfa Romeo SZを積載した状態です(*別売品、TRON/BEE BOP製モデル)

※1964年のフランス・ル・マン24時間レースでScuderia SantAmbroeus所属のTZ1は総合15位で完走を果たしています。



*Front View

*運転席回りも忠実に再現しています。ドアにはScuderia SantAmbroeusのエンブレム


*Side View
(※モデル全長約14.6cm)

Old StockBEST: ALFA Giulia TZ1 1963, TZ2 1965 1/43 Metal Diecast Model


*左はルマン・サーキットを疾走する実車です。

こちらはイタリアBESTのダイキャストモデルのTZ1です。
1962年のトリノショーで発表されたジュリアTIスーパーの1.6リッター・DOHCエンジンを112HPまでチューニングし、
ジュリエッタSVZでもレースで実績を上げた空力デザインを得意とするZAGATOの製作した鋼管スペースフレームシャシーに搭載し軽量アルミボディを纏ったレーシングモデルがGiulia TZ1です。 Alfa Romeoのレーシングカー開発部門、AUTODELTAの手になる1960年代を代表するレーシングGTです。この車両は上で御紹介の1950〜1960年代に多くのレース活動で好成績を残したミラノの名門レーシングカークラブ、スクーデリア・サンタンブロウズ(*Scuderia Sant'Ambroeus)が1964年のフランスルマン24時間レースに送り込みGT1300cc〜1600ccクラス2位、総合15位となった車両です。BESTのモデルも実車の佇まいを忠実に製品化しています。(*オールドパッケージの旧在庫品)


Alfa Giulia TZ1 " Le Mans1964 "
BEST9097: 
※完売 *Sold out

*1963年から67年の間に112台が生産されました。車重は660Kg。最高速は215Km/hとされています。


*Rear View


*Front View



*Side View
*Driver : Giampiero Biscaldi/Giancarlo Sala *15th overall
*Scuderia SantAmbroeus

*Scuderia SantAmbroeusのOM LeoncinoのトランスポーターにAlfa Romeo TZ1を積載した状態です(*別売品)

※1964年のフランス・ル・マン24時間レースでScuderia SantAmbroeus所属のTZ1は総合15位で完走を果たしています。

ObsoletePROGETTO K / EXEM : Fiat Abarth 1000 Bialbero Abarth 1960 -1/43レジンハンドメイドモデル


残念ながら2010年に製造を休止したPEGOイタリア製モデルカーブランド、PROGETTO K/EXEMの絶版アバルト車モデル、Fiat Abarth 1000 Bialberoです。
1960年、アバルトは先に開発した750ccツインカム・エンジンをベースにボア、ストロークを拡大して2機のウェーバーキャブレターによって982cc/90HPを発生する1000ビアルベロエンジンを開発しました。 フィアット600のシャシーをベースにしたクーペに搭載したのがこの1000ビアルベロ(*ツインカム)でした。 アルミ製ボディはミラノのカロッツエリアZAGATOが手掛けてイタリアの権威あるデザイン賞Compasso D!oro(*金のコンパス賞)を受賞した事でも有名です。 スピード記録を達成したモンツァサーキットに因んでレコルト・モンツァと呼ばれるた丸みを帯びた如何にもアバルトらしいスタイリングが魅力的なこの車は最高速200Km/hを達成しています。 イタリアンレッドのストリート仕様と先に御紹介したミラノのレーシングチームScuderia SantAmbroeus所属の車両です。 モデルでもこのブランドが得意とした細部のディテールより雰囲気を上手く表現するレジン製ハンドメイドならではの柔らかな造形で可愛らしい実車の雰囲気を上手く再現しています。


FIAT ABARTH 1000 Bialbero 1960
EXR1020:(RED)
※完売 *Sold out


*Rear View(*内装色:ブラック)


*Front View


*Side View


FIAT ABARTH 1000 Bialbero "Monza 12H 1967"
EXR1022: (Yelow)
※完売 *Sold out


*Rear View(*内装色:ブラック)


*Front View


*Side View(*Scuderia SantAmbroeus)


*Scuderia SantAmbroeusのトランスポーターにを積載した状態です

※1967年のイタリア・モンツァ12時間レースに出走したScuderia SantAmbroeus所属の1000Bialberoです。

NEW Arrival!! ALFA MODEL43: Alfa Romeo 8C2900B Spyder Touring 1938-1/43レジンハンドメイドモデル

イタリア・ナポリで製作されるクラシック・アルファに特化したブランドALFA MODEL43のハンドメイド1/43モデルです。
1973年、当時の一般的な量産モデルカーの作りに満足できなかったナポリ生まれのFrancesco De Stasio氏によって生み出されたホワイトメタル素材の精密モデルは多くのコレクターに驚きをもたらしました。その伝説のブランドF.D.Sが30年の歳月を経て2003年に新しく蘇ったのがALFA MODEL43です。今も衰えることのないDe Stasio氏の情熱が新しい技術と相まって再びモデリズモの世界に復活しました。一つの製品は
総べて少数限定製作で一点一点にシリアル入りのカードが添えられています。 このモデルは1931年にデビューした8気筒エンジンは正に名エンジニア、ヴィットリオ・ヤーノが心血を注いだそれまで以上にコンペティティブものでした。2,336ccの排気量を持つ8C2300からスタートした8Cシリーズは1937年、2基のスーパーチャージャーを装着して2,905cc/295HPを発生する最強モデル8C2900Bに発展しました。ル・マン24時間レースやミッレミリアでの優勝でコンペティションマシンとしての優秀さを内外に示す一方、高性能市販車としても恵まれたユーザーの元に届けられました。 このカロッツェリ・ツーリング製のボディスタイルは1938年のミッレミリア優勝車と同じです。オープンカーモデルならではのインテリア部分もエッチングパーツによって繊細に作り込まれてアルファの歴史に欠かせないモデルを再現しています。 ボディカラーはこの時代らしいアマラント(*ダークレッド)です。(*200個限定品、専用ディスプレイケース付き)


Alfa 8C2900B Spyder Touring 1938
AM272: (*Amaranto)
※完売 *Sold out


*Rear view(内装色:Red)

※運転席回りもエッチングパーツを使って繊細に再現しています


*Front View


*Side View(*ボディ右側を通るエキゾーストの排熱処理が施された特徴的なサイドです)


※フロントラジエーターグリルもメッシュ形状のエッチングパーツを用いて繊細に再現しています。

NEW Arrival!! ALFA MODEL43: Alfa romeo 412 Spyder Touring 1951-1/43レジンハンドメイドモデル

 
同じくイタリア・ナポリで製作されるクラシック・アルファに特化したブランドALFA MODEL43のハンドメイド1/43モデル、Alfa 412 Spiderです。
1936年、当時のドイツ勢に対抗するべく準備されたグランプリマシンの為にVittorio Janoの開発したV型12気筒、4,064cc、最高出力370HP(!)のエンジン(*Alfa Tipo 12Cグランプリマシンに積まれ、ヌヴォラーリのドライブで1936年のアメリカ・バンダービルドカップで優勝)を1951年、カロッツェリア・ツーリング得意のAlfa 8C2900Bの2,800mmのコルトシャシーのスーパーレッジェーラボディに換装して仕立てた当時のSports Prototypeレーシングスパイダーです。
このモデルは戦前高い性能を誇ったこの車両を1949年にアルファ・コルセから買い取ったスイス人のジェントルマンドライバー、Willy-Peter Daetwylerが1951年地元スイス・ベルン近郊で開催されたスポーツカーレース(*G.P. Bern,Svizzera)で優勝を飾った車両です。因に彼はこのレースに412Spiderで1949年〜54年まで5年連続で優勝しています。 モデルでもスイスのナショナルカラーであるレッドとホワイトに塗り分けられたボディカラー、8C2900Bとは微妙に似て非なるフロント、リア回りの造形始め、ラジエーター、ウインドウスクリーン等にエッチングパーツを用いてハンドメイドならではの表現で作り込まれています。 ボディカラーはアルファレッドです。(*200個限定品、専用ディスプレイケース付き)


Alfa 412 Spider Touring "GP Svizzera1951" *Winner
AM295: (RED/White)
※完売 *Sold out


*Rear view(内装色:Red)



*コックピット回りもハンドメイドならではの繊細なパーツ使いで再現しています


*Front View


*Side View

※8C2900Bと微妙に異なるフロント回り、リアエンドの形状・仕様もハンドメイドを活かして忠実に再現しています。