-10.06.15


Maserati,Ferrrai,OM,Cisitaliaの新着モデルです。
RACING43/ELITE, MG MODEL, A&G MODEL, MDS RACINGの1/43ハンドメイドモデルが入荷しました。

NEW!!Racing43-Elite: Maserati 8CTF "Boyle Special" Indianapolis 500 Mile 1939: *1/43ハンドビルト・レジンモデル
レジン、ホワイトメタル素材のキットメーカーとしてデルタ、ストラトス等のラリーカー中心のラインナップに特徴のあるイタリアのFORMULA43社が自社ファクトリーで製作する1/43レジンハンドメイドの完成品シリーズ "Racing 43 Elite"の新作、Maseratii 8CTFです。

1937年、会社の株式の大半をモデナの実業家アドルフ・オルシに譲ってからビンド、エットーレ、エルネストのマセラティ3兄弟は再び理想のレーシングマシンの開発を目指して1938年にこの8CTFを完成させました。 フォーミュラ・グランプリのレギュレーション変更によって、エンジン排気量の上限が4.5L(*過給器付は3L)となったためメルセデスやアウトユニオンに対抗する可能性が出た事で完成させた直列8気筒DOHCエンジンはスーパーチャージャーを装備して2,991ccから350HP/6,300rpmを発生しました。 1938年は残念ながらヨーロッパのレースでは結果を出せなかった8CTFでしたが、365HPにパワーアップされた1939年シーズン向けの1台がアメリカのバルブ製造会社を経営するMike Boyleに販売されていました。 Boyle Specialとネーミングされたこのマシンはアメリカ人ドライバーのウイルバー・ショーの手でインディ500マイルに出走し見事優勝を飾りました。 この後ドイツGPで3位に入賞したのがヨーロッパのレースでは最高位となりましたが、インディ500では翌1940年も同じくウイルバー・ショーのドライブで2年連続優勝して、アメリカで一躍マセラティの名を轟かせました。マセラティ・オフィシャルモデルとして製作された、細部までハンドメイドならではの仕上がりで再現した雰囲気たっぷりのモデルです。 ※専用ケース付き


Maserati 8CTF "Boyle Special" Indianapolis 500 Mile 1939

RAEL187: 
※完売 *SOLD OUT


Back view


*Front View


Side view


※1939,1940と2年続けてインディ500マイルに勝利したMaserati 8CTFに乗ってポーズを取るドライバーのウィルバー・ショーです。

NEW!!MG MODEL: Ferrari 166SC Spider Semiaerodinamica "Mille Miglia 1949" -1/43レジンハンドメイドモデル
イタリアMG MODELのレジンハンドメイド、Ferrari166SC Spider Aerodinamicaです。

1946年、戦争の終了と共に活動を再開したフェラーリが最初にフェラーリの名を付けて1947年に送りだしたコロンボの設計による1,496cc/72HPのV12エンジン搭載のモデルTIPO125 Sportはその後イタリア国内のレースレギュレーションに合わせるべく改良され、フェラーリ2台目のモデルTIPO159Sportでは1,902ccにそして1948年には1,995ccに拡大されTIPO166に発展します。 フェラーリ初の市販モデルとして裕福なアマチュアやプライベーターにも販売され、スポーツカーレースからフォーミュラレースまで様々なレースで活躍し、一躍フェラーリの名を有名にしました。1948年のミッレミリアではタツィオ・ヌヴォラーリの手で優勝まで後一歩のところでリタイアを帰した事でも有名です。

今回のモデルはジェントルマン・ドライバーの一人、Roberto Valloneが購入した166SCです。 1949年のミッレミリアでは本来のサイクルフェンダー仕様を空気抵抗を減らすために前後ボディ一体フレアタイプに変更しています。 テール形状も長丁場の公道レースであるミレミリアを考慮してスペアタイアを装着出来る様に変更されています。
独特のサイクルフェンダーを架装したモデルを細部まで上手く再現しています。(*専用ケース付き)

※MG MODELのケースにはコ・ドライバー名がCorteseとなっていますが正確にはSighinolfiです。
※同型車のストリート仕様と1949年のCoppa d'Oro Dromite 優勝車も入荷しました。


Ferrari166SC Spider Semiaerodinamica "Mille Miglia 1949"
MGS125: (RED #633)
※完売*Sold out


*Rear View


*Front View

*1949年のミレミリアに出場したScuderia LazioのRoberto Vallone/Sergio Sighinolfi組の166SCはそのボディ一体となったフェンダーでSemiaerodinamicaと呼ばれました。



*Rear View

Obsolete!A&G MODEL: OM Tipo 665 Sperba "Mille Miglia 1927 *Winner"-*絶版1/43ホワイトメタルハンドメイドモデル
イタリアでクラシックレーシングカー専門に少量ハンドメイドモデルを手掛けるA&G MODELのOM Tipo 665 Sport1927です。
 


1918年、それまでは鉄道車両製造に関わってきたミラノに本拠を構えるOM(*Societa Anonima Officine Meccaniche di Milano)は前年に倒産した同じく蒸気機関車から自動車製造に進出していたZUSTの後を継ぐ形で自動車製造に乗り出しました。順調に事業を軌道に載せて1925年にミラノに程近いブレシアの街にも会社を設立(*OM Fabbrica Bresciana di Automobili)、そこでは主に乗用車を製造しました。1927年に始まった有名なミッレミリアの第一回では地元ブレシアのメーカーとしてOM Tipo 665 sport3台を出走させ、F.Minoia/G.MorandiのドライブしたN.14は1,600Kmを21時間4分48秒で走破し記念すべき第一回大会で見事優勝、他の2台も各々2,3位に入って1〜3位を独占しました。 A&G Modelのこのモデルはホワイトメタル素材やエッチングパーツを旨く用いてミッレミリアの歴史に欠かせないOM 665Sportの姿を細部まで精細に造り込でいます。 (*絶版限定品。 会員割り引き除外品)


OM Tipo 665 Superba "Mille Miglia 1927" *Winner
AGM001A: (*Dark Red #14)
※完売*Sold out

*1923年、それまで2L/4気筒だったTipo 665 Sportは新たに2L/6気筒のこのTipo 665 Superbaになり、長距離レースで活躍しました。1925年のトリポリGPで優勝、又1926年にはルマン24時間で総合4,5位に入っています。1927年のミッレミリアの為にOMが仕立てた665Superbaは80HPを発生するエンジンを軽量化されたボディに搭載していました。 1933年、OMはFIAT傘下となって乗用車生産を止め、以後中〜大型産業車両専業メーカーとなりました。

*1927年の第一回ミッレミリアではベテランのFerdinando Minoja (Minoia) とGiuseppe Morandi組の#14が並みいる大排気量のライバル、Lancia Lamda、 Alfa Romeo RLSS、8,000cc(!)ものエンジンを搭載するIsotta-Fraschini 8ASS、そして名手Tazio Nuvolari がドライブするBianchi Tipo20 Sportに後塵を浴びせる見事な勝利を納めました。


*Rear View



*Front View


*Side View

Obsolete! MDS Racing: Cisitalia 202SMM Spider1947*絶版1/43レジンハンドメイドモデル
今は1/43モデルカー製作を止めてしまったイタリア・ナポリの少量生産ブランド、MDS RACING製の絶版ハンドメイドレジンモデル、チシタリア202SMMです。

1946年、アルゼンチン出身のレーシングドライバーでもあった実業家ピエロ・デュジオの情熱からD46によって戦後間もなくイタリアレーシングシーンに参戦した新興メイクスのチシタリアが次に開発を進めたのがD46同様にフィアット1100のエンジンをベースに、フィアットで一緒に仕事をした
ダンテ・ジアコーザとサヴォヌッツィが協力して開発したクーペは航空力学を取り入れたボディ設計のCisitalia202クーペでした。 僅か62HPの出力ながら最高速200Km/hをマークした事で手ごたえを得たデュジオは1947年、クーペをベースにした2台のスパイダーを戦後再開されたミレミリアに出走させました。その内1台、名手タツィオ・ヌヴォラーリのドライブしたチシタリア202SMMは強力な3リッター8気筒エンジン搭載のアルファロメオ8C2900Bに遅れる事僅か16分の記録で見事総合2位に入りチシタリアの名を一躍有名にしました。

このモデルはレーシング・チシタリアを代表するモデル202SMM SpiderのProva(*路上テスト)/Stradale仕様モデルです。

MDSのモデルでも特徴的なテール回り等ハンドメイドを生かした繊細な仕上がりです。美しいアクアマリーンメタリック塗装が往年のチシタリアの雰囲気を見事に再現しています。

※モデルは写真の木製ベース仕上げです。 クリアカバーは付きませんのでご了承下さい。


*上は現在もMille Migliaなどではお馴染みの疾走する202SMMです。


Cisitalia 202SMM Spider *Prova/Stradale 1947:
MDSR36:(*Aquagreen Mettalic)
※完売*Sold out


*Rear View(*内装色:Light Brown)


*Front View


*Side View